映画「ウォッチメン」をレビュー

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あらすじ

1930年代、犯罪者を相手に身を隠して戦うヒーローたちがいた。彼らは『ミニッツメン』という組織で、政治や戦争に大きく関与したのだが犯罪者の報復や自殺、あるいは自身が逮捕されるなどによっていつしか消えていった。
その数十年後、2世代のヒーローたちが『ウォッチメン』を組織するもニクソンにより実質的に解体されてしまった。
この話は解体された後の、ソ連との冷戦期が舞台。
 
冷戦期ではヒーローたちはほとんど活躍せず、穏やかな生活を送っていたがある日、メンバーの一人、「コメディアン」が何者かに殺害される。
これを何者かがヒーローすべての抹殺を目論んでいると考えたメンバーの一人、ロールシャッハは独自に捜査を開始する。彼はナイトオウルⅡ世やオジマンディウス、Dr.マンハッタンに警告するが相手にされなかった。
 
また、超人以上の力を持つDr.マンハッタンも誰かにはめられ、ニューヨークから逃走、ロールシャッハも捜査のやりすぎで警察に捕まってしまう。

暗躍しているのは誰なのか、何のためにコメディアンを殺したのか、見事なVFXと独特なヒーロー像、衝撃のラストが話題になった作品です。

感想

まずはじめに、この映画はお子様向けのヒーロー映画ではありません。映倫もR15指定しているように、人が一瞬にして破裂したり、SE○シーンやDr.マンハッタンの○○○などがあるのでお子様は見ないようにしてください。

この映画のキャッチコピーは「正義が、世界を救うのか、滅ぼすのか。」ですが、このコピー通りの内容で、正義とはなんなのか、犠牲の上に成り立つ正義は本当の正義なのか、などとても考えさせられる作品だと思います。

この映画は『正義を貫くこと』を信条としたロールシャッハと、『大義のためならどんなことをしてもいい』というオジマンディアスと、『人間には無関心』のDr.マンハッタンが主要人物だと自分は思っています。

最後はロールシャッハの死で終わるこの映画ですが、自分はやはりロールシャッハに共感してしまいます。ほとんどの人がそうだとは思いますが、ただ理想主義ともとらえることもできてしまいます。

この映画では多種多様なヒーロー像が描かれているのも特徴です。

ロールシャッハは正義に対し強い思いを持っているが、そのため犯罪者に対し容赦ないやりすぎな行為をしてしまう。

Dr.マンハッタンは人間というよりも神に近い能力を持つがために、人間の心がわからなくなってしまった。

コメディアンは正義というよりも悪に近い人物で、ヒーローと呼べるかどうか・・・

これらのようにヒーロー一人一人が全く違う考えを示しており、ヒーロー映画に一石を投じる作品でもあります。

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